顧客が営業マンを「先生」と信頼し自ら契約をお願いするたった一つの方法とは
Photo:Wifak upgrade presentation By Aleksi Aaltonen
営業マンは常に顧客の下にあり、教えを請いたり、なんでも聞く御用聞きのような存在だったりする。実際、営業マン自身も顧客も、そして一般的な人もそのようなイメージがある。だが、その立場関係を逆転するたった一つの方法がある。それはセミナーを開くことである。
有用な情報を与えるセミナーを開く
無料で月に数回、セミナーを開いてみる。保険を売りたいのであれば、保険の最適化に関するセミナーを。子供の教材を売りたいのであれば、子供の勉強に関するセミナーなどである。もちろん無料にし、セミナーで何も売らない。そのことにより信頼度を高める。セミナーでは本当に重要な情報は敢えて公開しない。そのあとの個別面談で公開するのだ。セミナー参加者はもっと情報を知りたいと思ったら、必ずその講師に個別面談のアポをとる。そのときに、自分の商材を販売するのだ。もちろんセミナーの内容も、販売する商材も顧客の利益になることでなければならない。
どのようにセミナーを開くか
セミナーを開くとなると自分にはできないと思うかもしれない。また時間がない、やりかたがわからないなど、一歩が踏み出せない。セミナーというと数百人規模の大掛かりなものを想像するだろう。だが、最初は5人ほどでよい。小さなレンタルスペースに見込み客を5人ほど集めるだけだ。最初は大変かもしれないが、二度目、三度目は、一度目と同じ流れですればよい。
セミナーでは、すべてを話さない。するとどうだろう。顧客自ら、個別面談をしてさらなる情報を欲しがる。そして、講師が勧める商材を買いたいと願うだろう。
この状況は、営業マンが必死に顧客を集め頭を下げて契約をお願いする状況と全く正反対だ。顧客からすると無料で有用な情報を手に入れ、営業マンからすると契約をとることができる。お互いがWin-Winでなければならないという前提ではあるが、新たな顧客獲得方法として、十分検討すべきだろう。
参考書籍:
たった5人集めれば契約が取れる!顧客獲得セミナー成功法―全国No.1営業マンが初公開!
- 作者: 遠藤晃
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