JALの顧客を掴んで離さない誰も知らないマイレージプログラムの効果
ランクアップ式プログラム
国内大手の航空会社であるJALはえこひいきをうまく活用している。それがマイレージプログラムだ。ただのポイント方式と思うだろう。確かにマイレージプログラムは様々なお店が使用しているポイントカードと同じように見える。ただ違うところがひとつある。そこはランクがあり、使えば使うほどアップしてくるのだ。
例えば、JALのランクが上がれば、マイルが2倍たまり、ラウンジが使え、早く搭乗でき、荷物が先にくる。ここでもえこひいきは活躍する。他の顧客よりも特別感、優越感が味わえるのだ。ただ、使う頻度が下がれば、ランクも下がる。顧客はランクを下げたくないためになんと、予定もないのに自ら飛行機に乗ることもあるのだ。
また、そのようなサービスは口コミが広がりやすい。特別感、優越感を味わったら他人に話したくなるのが人間の性だ。人が特別扱いされたら、自分もされたくなる。これがいい方向に回っていくのだ。
このようなランクアップ式のポイント制は何も大企業だけがしていいということじゃない。小さな企業やお店でもやっても問題ないのだ。小さな美容室でも、カードの色を変えるだけでもいい。割引率をランクによって変えるだけでもいい。「あなたは特別」「他の人には持ってない」など、満足度をあげるためにランクアップ式を採用するのもいいかもしれない。
参考書籍:
- 作者: 高田靖久
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2008/04/23
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